冷蔵庫の引越しで気をつけたい幾つかの注意点とは?

引越しの際に冷蔵庫で気を付けなければならない点がいくつかあります。
僕がいままで引っ越しした経験から、冷蔵庫の運搬について注意しなければいけない事が幾つかあることが分かりました。
これから冷蔵庫の引っ越しをするとき、間違って冷蔵庫を壊して失敗しないよう、注意点をまとめてみましたので参考にしてください。

 

最低限守らなくてはいけない冷蔵庫の引っ越し

まずは事前に冷蔵庫の電源を落としておくこと。
これは中の物を取り出すのは運び易いように冷蔵庫の中を片付ける程度の意味ですが、大事な事は冷蔵庫に凍りついた氷を溶かして蒸発させ、冷蔵庫の搬出、トラックへの積み込み、トラックでの移動時、又荷下ろし、新居への搬入時に水がこぼれるのを防止する為で、特にトラックでの移動時に水がこぼれると家具や寝具等を濡らしてしまう可能性がありますからくれぐれも注意したいところです。
それと電源を切る事によって冷蔵庫の心臓部とも言えるコンプレッサーの中のガスを安定させておく事ができます。

 

次に冷蔵庫の保護。
冷蔵庫を運ぶ際には毛布等の厚手の布で覆う必要があります。
これは搬出から搬入までの間に冷蔵庫を壁や柱、トラックの荷台等に擦って傷が付くのを防止する為です。

 

三番目として冷蔵庫を横にして運ばないこと。
引越し時の搬出、トラックへの積み込み、積み下ろし、新居への搬入に際しては、出来るだけ冷蔵庫を傾けることなく、運搬しなければいけません。
これは冷蔵庫を傾けて、極端に言うと横にして運んだりすると、コンプレッサー内のガスがコンプレッサー内で充満してしまい、引越し後に電源プラグをコンセントに差し込んで通電する事によりコンプレッサーが故障してしまう場合があるからです。

 

四番目に、設置した冷蔵庫の電源はすぐには入れない事。
搬入して設置した冷蔵庫には直ぐに通電せずにそのままの状態にしておいて、最低でも3時間以上経過してから電源プラグをコンセントに差し込むようにしてください。
いくら冷蔵庫を大事に運搬したとしても、コンプレッサーの中のガスは動いています。
それをそのままの状態で通電してしまうと、コンプレッサーの故障の原因になり、冷蔵庫は冷えません。
ある程度の時間をおく事によって中のガスが安定し、コンプレッサーがスムーズに作動します。

 

コンプレッサーが故障した冷蔵庫は、もう冷蔵庫では無く、単なる保管庫になってしまいます。故障したコンプレッサーの修理費用は最低でも6〜7万円ぐらいはかかり新品の冷蔵庫を購入するのと変わらないくらい高いです。
引越しでの故障は例え保証期間内であっても、保証の対象外ですから修理費用は自己負担が原則です。

 

自分たちで引っ越しする際には冷蔵庫の取り扱いを慎重に!

以上の事柄は、引越し専門の業者であれば基本知識として知っている事ばかりなので心配する必要はないと思いますが、引越しシーズンはアルバイトの作業員が多くなり、もしかすると基本知識を理解しないまま作業をする場合があるので、あやしいと思ったら遠慮なく指摘しましょう。

 

それと荷物が少量で自分や友人等の素人で引越しする場合は、冷蔵庫の運搬には十分注意して下さい。

 

いずれの場合も、冷蔵庫の大きさには関係なく、引っ越しするときの注意点はどれも同じなので、いくら冷蔵庫が小さいからと言って無茶な運び方はしないようにしましょう。

 

ということで冷蔵庫を引越しするときの注意点を考えてみました。

 

参考までに。