自分で【冷蔵庫】を運ぶときに気をつける点とは?

引っ越しの作業で最も大変なのは、冷蔵庫ですね。

 

大きいものだと重さが90キロにもなる製品があり、よっぽど力が強くてコツを覚えている人でないと1人で運ぶことは不可能です。
重たいだけに運ぶ時の安定感が求められますが、どのあたりに気をつけるべきでしょうか?
そういった点をお伝えしようと思います。

 

冷蔵庫を壊さないために長時間横にすることを避ける。

冷蔵庫は内部を冷却するために液化ガスを使用しています。

引っ越しのときに長時間も横倒しにしたままだと、液化ガスがコンプレッサーから冷却器に流れて故障の原因となってしまいます。
冷蔵庫を動かすときに一時的に横倒しにすることは問題がありませんが、長時間の横倒しは確実に避けたいところです。
横倒しにしてしまった場合、冷蔵庫に電源を入れる時には1時間以上立ててからのほうが故障のリスクを防ぐことが出来ます。

 

運ぶ時の邪魔にならない様、全ての扉が開かないように固定する。

冷蔵庫は1ドアのタイプから、複数のドアがあるタイプまで様々です。
共通していることは、移動する時にドアが開いてしまうと引っ越しの支障となりますし、開いたドアが壁や床に勢い良くぶつかるとキズも付きますし、自分も大怪我をするおそれもあります。
引っ越しの際には、冷蔵庫全体に対して養生を行いますが、その際には同時にドアが開かないように固定しておくことが大切です。
固定の仕方としては、養生用の布やシートで傷がつかないように多いかぶせて固定する方法が一般的です。
自分達で引っ越しするなら、せめてガムテープ等でドアが開かないようにしましょう。
ガムテープは紙のものでなく布製のガムテープを使うようにします。
その方が丈夫ですし、剥がすときにも剥がしやすいです。

 

台車を使うと移動に便利。

大型冷蔵庫にもなると下面に車輪が付いている場合があり、斜めにして移動させることができます。

ですが一方向にしか動かすができませんから向きを変えたりすると床を傷付けてしまう場合があるので、車輪に頼った移動方法はおすすめできません。
大型冷蔵庫を移動させるなら、台車を利用することも考えておきましょう。
台車なら冷蔵庫を運ぶ際、自由に移動することができます。
ただし天井や出入り口が低い場所では使えませんから、2人以上で斜めに持ち上げて運ぶことになりますが、この際にも台車があったほうがスムーズですし、傷をつける心配も減ります。

 

冷蔵庫を移動させるときにはついでに掃除もすること。

冷蔵庫は滅多に動かすものではありませんので、裏側にホコリが溜まっていたり、下にゴミや汚れが溜まっていることがあります。
自分の衣服や家屋内を汚さないためにも、動かす前にあらかじめ掃除しておくと気持ちよく引っ越しができます。

 

自分で引っ越しするときには、冷蔵庫本体や床、壁などを傷つけない様、慎重に運ぶ必要があります。
後で後悔するよりもこうした大型家電はプロに任せた方がいいかもしれません。