自分で運ぶ冷蔵庫の運び方

自分で運ぶ冷蔵庫の運び方

 

引越しは何かと大変ですね。
その中でも、四六時中使い続けている冷蔵庫の移動・運搬はもっと大変な家電製品です。
ここでは、自分たちで運搬する事に重点を置いて、引越し時の冷蔵庫運搬に関しての注意点を紹介していきます。

 

冷蔵庫の中の食品は計画的に消費


まず、当然のことと言えば当然なのですが、引越し当日までに冷蔵庫の中の食品は出来るだけ減らしておきます。
ペットボトルの飲料やドレッシング類など、きっちりふたが出来、多少の時間であれば室内に置いても品質に問題ない食品などは、多少の時間なら外においても問題ないですが、肉などの生鮮食料品、飲みかけの紙パック飲料など、品質や運搬にトラブルになりそうなものは当日まできっちり食べておきます。

 

どうしても残ってしまった場合は、クーラーボックスや保冷箱などを使って運搬する事にしましょう。

 

冷蔵庫の移動について


中が空になった冷蔵庫。
それでも大きさによっては数十キロから100キロを超えるものをあります。
ここでは、出来るだけ楽に冷蔵庫を運搬する方法を紹介していきます。

 

まず、多くの冷蔵庫には下面にコロがついており、押して移動できるようになっています。
台所近くに固定する際、冷蔵庫の前足部分はストッパーがあり、使用時に前後に動かないように床に押し付けるためのものがあるのですが、移動するときにはこれを緩めないと冷蔵庫はびくとも動きません。

 

まずはそのストッパーを回して緩めて、前後に軽く動くようにします。
回しにくい場合はタオルを巻いたり軍手を使うなどして緩めておきます。

 

ストッパーが緩まると、女性の力でも十分前後に動かせますので、前に少し移動させます。

 

忘れてはいけない水受け皿(蒸発皿)


そして、水受け皿(蒸発皿)の確認です。

 

冷蔵庫は構造上、霜取りの水を下部のトレイや背面部のボックスに受けるようになっています。
この水を捨ててからでないと、移動時に水がこぼれ、床や自分の足などを濡らしてしまいますのでまず確認してください。

 

多くの場合、左右両足の間の底面部にトレイがあって、手前に引き出せるようになっています。
もしわからない場合は説明書などで確認すると良いでしょう。

 

ストッパーも緩めて、水も捨て終わったら、いよいよ運び出しです。

 

冷蔵庫の運び方

 

二人で上下に分かれ斜めに持つための取っ手が背面上部と手前下部にありますので、それを握ってください。
それでも重くて運びにくい場合は、引き出し部分を取り外しちゃいましょう。
引き出しを手前に引っ張りだし、これ以上出てこないところで、少し手前を上にあげて引くようにすると取り外せます。

 

引き出し一つでも数キロから10キロ程度軽くなりますので、幾分ですが運びやすくなります。
引き出しを抜いた冷蔵庫を車に乗せてから引き出しを入れ戻し、運搬すると楽に運べます。

 

一般的に言われている事は
「冷蔵庫の運搬時は、横にねかして運ばない」
「万が一横にして運んだ時は、立ててから、横になってた時間分はコンセントを差すのを控えましょう」

と言う事です。

 

これは冷蔵庫に使われている冷却装置のオイルの事を指しているのですが、これを守らないと後になって冷蔵庫を使おうと思っても冷えてくれません。

 

場合によっては修理する必要も出てきます。
なので冷蔵庫を運び終わってから少なくとも4時間ほどは電源を入れないようにします。
詳しいことは各メーカーの取り扱い説明書に書いてあるのでご自身の冷蔵庫はどれくらい電源を入れてはいけないのかを確認するといいでしょう。

 

大きい冷蔵庫を自分たちで運ぶ事は少ないかもしれませんが、運び方の注意点としては、小型冷蔵庫も同じです。
引越し終わった後、冷蔵庫が冷えない!と言うような事がないよう気をつけて運んでくださいね。