【取扱い注意】冷蔵庫のお引っ越し

家具、家電の中でも大きい部類にはいる冷蔵庫。
引っ越しの時にどう扱うべきなのか迷うこともあると思います。

 

その時の参考の一つにしていただけるように、注意点などをまとめてみました。

 

【引っ越しが決まったら】

引っ越しの日程が決まったら、なるべくその日までに冷蔵庫の中身を使い切るようにして、引っ越し当日の前日には電源を切れるように準備しておきましょう。
ついでに霜を取って、掃除をしておくと、引っ越し先でも気持ちよく使い始めることができますね。

 

また、引っ越し先で困らないように、事前に玄関や階段など、冷蔵庫を設置するまでの通路の幅をきちんと確認しておきます。
もし吊り上げが必要で、業者さんに依頼しなければいけないときは、引っ越し先の周りが大き目のトラックも入れる広さなのかどうかもチェックが必要です。
そして、その場合は通常の引っ越し料金よりも費用が掛かるので、少しでもお得に引っ越せるように、いろんな引越し業者さんからきちんと見積もってもらうようにしましょう。

 

【自分で運ぶとき際は、冷蔵庫を横に倒して運ばない】

引っ越しの際、費用を抑えようとして自家用車を使うことも多いと思います。しかし、大き目のワゴンや軽トラックなど、荷物をたくさん積むことができる自動車ならまだいいですが、普通は冷蔵庫ほどの大きさの物になると、自動車に積むときに縦に入れるわけには行きませんよね?

 

しかし、本当に冷蔵庫を真横に倒したまま時間を置いてしまうと、圧縮機のオイルが冷却器に流れ込みその状態で電源を入れると液体のオイルが圧縮されて冷却器を破損させることがあります。

 

その為、どうしても冷蔵庫を倒さないと運べない、といった場合には少しでも冷蔵庫の上部が上に持ち上がるように、冷蔵庫を半分乗せても形が崩れないような物(例えば、衣装ケースの上に布団を置く、本が入った段ボールなど)を敷いてから冷蔵庫を車に積んだ方が安全です。

 

また、部屋と自動車の間の移動の時にも同じで、出来ればその時は縦のまま運んだほうがいいですが、難しい場合は必ず冷蔵庫の上部が高くなるようにして運んでください。

 

【引っ越し先に冷蔵庫を設置した時、しばらくは電源を入れないこと。】

先に記載した通り、冷蔵庫の中には、圧縮機に必要なオイルが入っています。通常、このオイルは正常に機能させるために重力による自然落下を利用した位置関係を保っています。
そのため立てて使用するように設計されていて、冷蔵庫を傾けた状態でしばらく置いた時はもちろん、移動などでしばらく振動を与えた場合には、所定の位置にいるはずのオイルが移動してしまい、冷却器などが故障する原因となります。
そのため、しばらくは状態を落ち着かせるために、すぐには電源を入れずに放置しておかなければいけません。

 

【これから引越しをするあなたへ】

新年度になると、進学や就職などで引っ越しをする方がとても多くみえますね。
引っ越すときには扱うのが面倒な冷蔵庫について注意点などを書いてみましたが、何より引っ越し先の建物に傷を付けないように気を付けてください。
もしその引っ越し先から退去する時が来た時、場合によっては大家さんなどとトラブルになることもあります。
是非入る時も出る時も気持ちよく引っ越しができるように、気を配りたいものです。